日常

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「やれやれ…その台詞、少し前にも言われましたわ。噂というものは広まるのが早いですわねぇ」 ジャッジメントは脱力しながらため息をついてそう言った。 若干目が死んでいる…。 と、ここで救急車の音に気付いた俺たち。 いつの間にか来ていた救急車が二台あり、負傷者を乗せていたところだった。 そしてアンチスキルという警察のような集団もいつの間にか来ていて、犯人達を連れ去ろうとしていた。 後に銀行の出入口を隠す位置取りをして止まっていた救急車二台が去り銀行がよく見えるようになり、正面出入口から一人の少女がこっちに向かってゆっくりノロのろボケーっと歩いてくるのが見えた。 もう一人のジャッジメントだ。頭で花を飼育してる方の…。 「ヒドイですよぉ白井さん。怪我人の手当て手伝って下さいよー」 その子は怒っているのかよくわからない、たれ目でまったりとした顔つきでテレポーターに言った。 「あら初春、お疲れさま。わたくしが犯人を逮捕した時には既に手当てを終えていたではありませんの。さすがわたくしのパートナーですわねぇ」 テレポーターは悪気なくその少女を褒め称えた。 「紹介しますわ。こちらはわたくしと同じジャッジメントの初春飾利ですの。ちなみに申し遅れましたがわたくしは白井黒子と申します。」 白井黒子さんは俺たちに自分と花飾りの少女の自己紹介をしてくれた。 初春花飾りさんはまだ多分怒っていたのか、ブツブツ言っていたが とりあえず俺たちも一人ずつ自己紹介をした。 すると静かになり、ちゃんと聞いてくれていた。 本当にできた子だ。 そしてその場からは解散し、結局ゲーセンにむかった。
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