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学校に着くと最短距離を歩き自分の教室に入った。
「人少な!」
授業は九時開始で今は八時半だけど…六人しかいないんだな…。
若干早く来たことを後悔しながら自分の席につき、携帯電話を取り出して時間を潰すことにした。
そして
人が集まりだして授業開始三分前、やっといつも絡んでる仲間二人のうちの一人が来た。
「どーもおはよございますー」
自分の席に荷物を置いてすぐ俺の方に挨拶をしにきた眼鏡をかけたその男は玉木康機(こうき)
髪型はストレートパーマをかけているわけではないのにきれいに真っすぐおりている。
「あいつまだ来てねーぞ」
まわりをキョロキョロ見渡していた玉木におれはそう言った。
「あいつは遅刻の常習犯だからな」
今玉木が言った、遅刻の常習犯のあいつとは…?
ガラガラドン!!
「ホームルームを始める!」
がっちりとした体型の先生が勢いよくドアを開けて声を張り上げた。
「あ、あいつまた遅刻か…」
おれと玉木は声をそろえてそう言い、席に着いた。
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