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｢じゃ、答案返却は以上だ。
お前ら、夏休みだからって
ハメをハズさないようにな。
じゃ。｣
それだけ言うと
先生はさっさと教室を
出て行った。
｢よーしっ、
じゃぁみんな、遊ぼーっ!!｣
ボクは急にテンションが
上がって叫んだ。
｢お前…遊びもいいけど
勉強しろよな…｣
ニックが呆れたように
苦笑いしながら言う。
｢まぁ
今日くらいいいんじゃない？
みんなで息抜きしましょ。｣
リンダが
バイオリンの入ったケースを
背負いながら言う。
｢リンダ、
今日もバイオリン教室なの？｣
｢夜からだから大丈夫よ。
それまでみんなで
公園にでも行って遊びましょ。｣
｢よーしっ!!
じゃぁ公園に行こうっ!!｣
ボクはカバンに荷物を詰め込んで
教室を飛び出た。
｢ほらっ！ニック！リンダ！
早く行こうぜっ｣
ボクは待ちきれなさいっぱいで
２人をせかした。
｢…ったくガキだな｣
ニックはぶつぶつ言いながら
けどそれでもちゃっちゃと
荷物を整理し、ついてきてくれた。
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