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「あ、このお茶おいしー。なんてお茶ぁ?」
「確か、黄桃茶って名前だった気がする。」
ユノとユチョンがユノの部屋を片付けている間、俺はジュンスとお茶。
確かにうまいな、これ。
どっかの社長夫人のババァがくれたんだっけか。
「香りがいいよね~。」
「うん、まあ。」
ジュンスはにこにこ笑いながら、お茶を味わう。
それを見て俺も口をつけようとしたその時。
「疲れたぁ~っ!!」
掃除がやっと終わったらしい。
2人が異常にやつれてる気がする。
ユチョンが俺の向かい側のソファー、つまりジュンスの隣に倒れ込んだ。
ユノも遅れて俺の隣へ。
「ジェジュンヒョン、俺にもお茶ちょーだい。」
「俺も。」
いつもなら自分で淹れろ、って言うんだけどさ。
流石にこんなへろへろの2人には酷かな。
「ん、どうぞ。」
「ありがと。」
ごくごく飲む2人に上品の欠片もない。
ユノなんて飲み干したあとすぐにもう一杯、ってカップを突き出してきたし。
「で、明日のいつ来るの?」
やっと落ち着いたユチョンが口を開いた。
それは俺も気になったこと。
確かに明日来るとは聞いてない。
「んっとねー。」
ジュンスは何かを思い出すように視線を上げた。
うんうん唸ってるけど、忘れたってことはない?
「忘れちゃった!」
てへへ、と笑ってる顔は可愛いけど。
ぶっ飛ばしていい?
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