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泣いてる私を見て奏汰君は私の両手を握って…
「僕、明日父さんのお仕事の関係で引っ越さなくちゃならなくなったんだ…だから最後になるかもしれない…僕も愛夢ちゃんとお別れするのは嫌だよ…だって僕も愛夢ちゃんの事大好きだったから。」
「奏汰君…行っちゃヤダぁ…愛夢と居て」
「ごめんね。その代わりにこれ…僕だと思って持ってて。母さんのお手伝いをしておこずかい貯めて買ったんだ。今まで僕と遊んでくれてありがとう。僕、絶対愛夢ちゃんより強くなって帰ってくるから!!待ってて。」
そう言って奏汰君は小さな熊のぬいぐるみのマスコットをくれたので私はお返しにいつも大事に抱っこしてた大きめの熊のぬいぐるみをあげた。
「うん…待ってる。奏汰君絶対帰って来てね…」
こうして奏汰君は関西の方へと越していった。
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