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「このばかナルっ!
必殺、ワタルくんパーンチ!!」
「ぐはっ!」
気持ち悪すぎて思わずなぐっちゃった。
倒れ込むナル。
「わー、ナイスストレート」
パチパチと拍手するソラ。
「んもー!俺はワタルのためを思ってやってるのにーっ!!」
プンプンと怒るナル。
そうだよね。
僕のためにやってくれてるんだよね。
「ごめんなさい」
いちおう謝った。
「しょうがないなあ。
でも、練習になりそうもないな」
ナルは腕を組む。
「やっぱり僕、直接言えるかわかんない…」
りいを前にして、しゃべらせてもらえるのかも怪しいのに。
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