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「じゃあメールはどう?」
イチヤがふと気が付いたように言った。
「メール…」
いいかもしれない。
りいから毎日メールがくるけど、いそがしくて毎日は返してないんだよね。
「そうと決まったら文作りだ!」
僕はケータイを開いた。
受信履歴はりいでいっぱい。
「わーお」
ソラがそんな僕のケータイを見て驚いている。
「貸して!」
ナルにケータイを渡すとピコピコと文章をうっていた。
どうなるんだろう…?
「………出来た!」
なんだか、嫌な予感。
だってナルが作ったんだよ?
「いきまーす。
"いきなりごめん。りいのこと、好きだよ。でも僕、結婚は考えられないんだ。ごめん。"」
いや、これじゃあぜったい…
「中々の力作だろ?送信☆」
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