参ノ章

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-土方の部屋- 颯『失礼します。…休憩ですよ、歳三様』 歳「悪いな」 颯『いえ。後、書類です』 歳「流石だな」 颯『滅相もございません』 歳「フッ…どうだ、調子は?」 颯『えぇ。良くなってきてると思います』 歳「そうか。良かったな」 颯『はい。ですが、油断してはなりませんからね』 歳「そうだな」 颯『でも…良くなったのは皆様のおかげと歳三様のおかげです』 歳「俺は何もしてねぇ」 颯『して頂きました』 歳「何をだ?」 颯『話を聞いて下さった後、部屋に来て寝るまで傍にいてくれた事や。休ませてくれたり様子見に来てくれました』 歳「当たり前の事をしただけだ」 颯『私にとって嬉しいのです』 歳「…なら、添い寝してやるよ」 颯『緊張して眠れません…』 二人は他愛のない話を夕餉まで続けていた
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