最終章

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-土方の部屋- 颯『歳三さん…出掛けませんか?』 歳「そうだな…」 颯『本当に宜しいのですか?』 歳「嫌なら良いが?」 颯『フフッ…勿論、行きますよ』 歳「はぁ…なら行くぞ」 二人は準備をすると町へと向かった 颯『歳三さん!呉服屋行きましょう?』 歳「分かったから急ぐな」 -呉服屋- 颯『色々ありますね…では出ましょうか』 歳「そうだな」 呉服屋を出た二人はゆっくりと散歩を始めた 颯『歳三さん、歳三さん』 歳「どうした?」 颯『桜が咲いてますよ。行きましょう!』 歳「あぁ…だが季節外れだな」 季節外れの桜の元に二人は向かい見上げ 歳「綺麗だな…」 颯『えぇ…でも、変な感じです』 歳「変な感じ…?」 颯『はい。何とも言えないんですが…変な感じなんです。まるで終わりを告げるかの様に…』 歳「…例え離れても俺はお前を愛してる」 颯『歳三さん…』 歳「帰るぞ」 颯『はい』 土方は一度抱きしめてから屯所へと戻った
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