対ネクロス戦火

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レオニール様は、シズスナ将軍が来たことに安心したのか意識を失ってしまった。内心不安がっていたが表情には出さず、手慣れた手つきで応急処置をしたシズスナ将軍と伴ってきた兵士と共に陣幕に戻った、シズスナ将軍は、アキレス陛下に報告しに行き、俺は医療陣営の前で心配し乍、レオニール様の治療が終わるのを待っていた。 すると、治療をしていたマサムネ将軍が陣幕から出てきた。 「治療は終わった。思ったよりも、傷が深かったんでな。後は、レオの気力次第だ。シオン側にいてやってくれ。」 『ありがとう御座います。マサムネ将軍。』 俺は、マサムネ将軍に礼を言うと陣幕に入った。 窓際にあるベッドに上半身裸の状態で布団を掛けられたレオニール様が眠っている。腕には点滴と輸血用の管がついている。 血の気のないレオニール様の顔にゾッとした。
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