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「ふゎぁ~、」
今、大きなあくびをした少年は、佐々木 光輔(ササキ コウスケ)。
この小さな港町の公立高校に通う二年生である。
早朝7時。
いつものように自転車を飛ばし、バイト先である海の家に向かう。
今日も、清々しいくらいの快晴だ。
海と船好きな光輔は、高校一年の時に小型船舶一級の資格を取得した。
その時共に試験を受けた柏木 透(カシワギ トオル)22歳と友達になり、今年は彼が経営する海の家でバイトをすることになった。
海好き、船好きに年齢の壁など無い。
「今年の夏はバイト一色かな。今年で最後かもしんないし。」
この、綺麗な港町は現在
ある大きな問題を抱えていた。
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