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カオス「・・・俺に用があるってのはアンタか?」
?「・・・そうだ・・・カオス・・・と言ったな。先ずは一杯どうだ?」
そういって男は酒を差し出す
カオスは席につき、酒を飲み干す
カオス「で?用ってのは?」
?「先ほどの毒蜘蛛退治・・・見事であった・・・」
カオス「見てやがったのか?覗きとは趣味が悪いぜ?」
?「ふん・・・。肝も座っておるようだな・・・」
カオス「けっ!とっとと用件を言いやがれ」
黒ずくめの男はフードをとり顔をあらわにする
男は3本の角を生やした金色の髪の魔族・・・いや魔神であった
カオス「魔族?・・・いや魔神クラスか?」
イリオス「私の名はイリオス・・・魔帝様の側近だ」
カオス「魔帝?」
イリオス「魔帝ネグロス様・・・・この魔族界ディスパイアの支配者だ」
カオス「へ~・・・そんな奴が居たのか・・・」
クレア「知らなかったの!?」
カオス「全然!!」
クレア「呆れた・・・」
クレアは額を押さえ首を振る
イリオス「魔帝様にお前の力を見せたい」
カオス「?意味がわかんねぇんだが?」
イリオス「魔帝様はこれから人間界セイスパイアに進行を開始する。そのために強い兵を集めている」
カオス「・・・つまりその魔帝とやらの手下になれってか?」
イリオス「そういうことだ・・・・」
カオス「はっ!嫌だね!俺は人に下につくなんて真っ平だ」
クレア「ちょっ!魔帝様の側近から直々に声がかかるなんて名誉なことなのよ!」
カオス「魔帝なんてしらねぇ・・・か・・・!あ~イリオスって言ったか?魔帝てのは強いのか?」
イリオス「魔帝様だ・・・。この世でもっとも強い方だ」
カオス「・・・」
クレア「何を迷う必要があるの?魔帝様に仕えれば、こんな暮らしをしなくて済むのよ?」
イリオス「私は貴殿を私と同じ近衛兵にと・・・考えている・・・」
クレア「嘘!?すごいじゃない!!絶対受けるべきよ!カオス!!」
クレアはあまりの待遇に興奮の声を上げる
カオス「・・・いいぜ!その話受けてやる!」
イリオス「そうか!では明日にでも出発しよう。魔王都市ヘルオメガへ」
カオス「あぁ」
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