第二話【魔帝ネグロス】

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カオス「・・・俺に用があるってのはアンタか?」 ?「・・・そうだ・・・カオス・・・と言ったな。先ずは一杯どうだ?」 そういって男は酒を差し出す カオスは席につき、酒を飲み干す カオス「で?用ってのは?」 ?「先ほどの毒蜘蛛退治・・・見事であった・・・」 カオス「見てやがったのか?覗きとは趣味が悪いぜ?」 ?「ふん・・・。肝も座っておるようだな・・・」 カオス「けっ!とっとと用件を言いやがれ」 黒ずくめの男はフードをとり顔をあらわにする 男は3本の角を生やした金色の髪の魔族・・・いや魔神であった カオス「魔族?・・・いや魔神クラスか?」 イリオス「私の名はイリオス・・・魔帝様の側近だ」 カオス「魔帝?」 イリオス「魔帝ネグロス様・・・・この魔族界ディスパイアの支配者だ」 カオス「へ~・・・そんな奴が居たのか・・・」 クレア「知らなかったの!?」 カオス「全然!!」 クレア「呆れた・・・」 クレアは額を押さえ首を振る イリオス「魔帝様にお前の力を見せたい」 カオス「?意味がわかんねぇんだが?」 イリオス「魔帝様はこれから人間界セイスパイアに進行を開始する。そのために強い兵を集めている」 カオス「・・・つまりその魔帝とやらの手下になれってか?」 イリオス「そういうことだ・・・・」 カオス「はっ!嫌だね!俺は人に下につくなんて真っ平だ」 クレア「ちょっ!魔帝様の側近から直々に声がかかるなんて名誉なことなのよ!」 カオス「魔帝なんてしらねぇ・・・か・・・!あ~イリオスって言ったか?魔帝てのは強いのか?」 イリオス「魔帝様だ・・・。この世でもっとも強い方だ」 カオス「・・・」 クレア「何を迷う必要があるの?魔帝様に仕えれば、こんな暮らしをしなくて済むのよ?」 イリオス「私は貴殿を私と同じ近衛兵にと・・・考えている・・・」 クレア「嘘!?すごいじゃない!!絶対受けるべきよ!カオス!!」 クレアはあまりの待遇に興奮の声を上げる カオス「・・・いいぜ!その話受けてやる!」 イリオス「そうか!では明日にでも出発しよう。魔王都市ヘルオメガへ」 カオス「あぁ」
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