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ルドー「・・・邪魔をしおって・・・」
魔神の言葉に父が怒りをあらわにする
ルドー「なんじゃ!?」
魔神の鋭い眼光に何もいえなくなる・・・
カオス「・・・くだらねぇな・・・」
ルドー「?母親の敵討ちでもしてみるか?」
魔神は楽しそうに笑う
生粋の魔神や魔族は身内の死などに怒りを覚えることはない・・・
カオス「よう・・外界には・・・もっと強いやつがいるのか?」
ルドー「!?・・・そうじゃ・・・お前の想像もつかぬ化け物たちがうごめいておるわ!!」
カオスはそれを聞くとニヤリと笑う
カオス「テメェに感謝するぜ?俺を縛っていた鎖を断ち切ってくれた!!」
ルドー「何?」
カオス「どうやら潜在意識の中に・・・この女を母親として離れたくないと思っていたのかしれん」
カオスの顔は悲しみでも後悔でもなく・・至極、楽しそうな顔をしていた
村人達はその狂気にさらに恐れを覚える
父親でさえも・・・
カオス「けど、そりゃ勘違いだった!俺はこいつらを殺したかったんだ!!」
そういってカオスは母親の遺体に炎を放つ
「なっ!?お、お前!!ぐっ!?・・」
カオスは父親の腹に魔力の刃を突き刺す
「き、貴様・・・・」
父親が息絶える・・・
カオス「ふっ・・・ふははははは!!つまんねぇはずだ!!こんな弱いやつらと生きてたんだからな!!」
「く・・・狂っておる・・・」
村人たちが恐怖する・・・
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