第一章

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「おっほっほ。可笑しなことを」 「可笑しなことをいっているのはお前だ!気色悪い笑い方するな!」 目を閉じていれば、まるでお嬢様の高飛車な自慢よろしく顎に手を添えながら笑っている姿が容易に想像できたことだろう。せっかくの美貌が台無しだ。いや逆に似つかわしいのか。 「だいたい、今しがた警視庁のデカだって白状しただろうが、あんた」 「あれは嘘ですよ。信じていたので?」 「信じるか!準備運動にのってやっただけだ。もし本当だったら逆に驚いた弾みで警察機構の採用担当に抗議するわ」 「準備運動の割にはずいぶんと変わった弾み方をするのですね、レンカ・言。するとマ○オさんもびっくりです」 「だれが軽快な弾みのジャンピングだと言った!?あんなに高く跳べるわけあるか!?あと接続詞がおかしい!」 「ぷっ」 「あ?」
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