φプロローグ2

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気がついたらまた真っ白な空間に居た。 目の前にはあの時の神様も居る。 「また俺は世界から弾かれたのか?それとも今度こそ死んじゃったのか?」 「いいえ。両方とも違います。あえて言うのであれば死んだのは貴方の幼なじみです」 俺はそれを聞いて頭が真っ白になった。 気がついたら俺は神様に対して怒鳴っていた。なぜ彼女が死ななければならなかったのかと。 すると、神様は条件付きで彼女を完全では無いが生きかえらしてやると言ってきた。勿論俺は神様の条件を飲んだ。 神様が出した条件は、何らかの原因で暴走した機械仕掛けの神(デウス エクス マキナ)の破壊だった。 そして気前のいい神様は、何故か俺の身体をバンパイアにしやがりました。一応普段は人間らしい。 別に力が貰えるのは有り難いが、何故バンパイアなのかと聞くと、恥ずかしそうに『好きな人間界のマンガからとった』らしい。 その恥ずかしそうにする姿に一瞬、可愛いと思ったのは秘密だ。 とりあえず彼女は、神様が作った機巧魔神(アスラ・マキーナ)。名は《万象》に封印されるとの事。俺の前世の記憶が正しければ機巧魔神を使うと機巧魔神の中に封印されている人柱、副葬処女(ベリアル・ドール)の魂を削るのだが、そこは神様が作っただけあって幾ら使おうと魂を削ることは無いらしい。 更にこの機巧魔神(万象)の能力は、この世全ての力が使えるらしい。 なんと言うチート とりあえず一通りの事が終わったら前と同じように眠るように意識を落とされた。
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