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「おかしな口ぶりだな。
まるで自分は『別世界の人間です』って言っているみたいじゃねぇか」
痛みがやっと引いたのか、リンの後ろからエドが現れた。
『鋼の錬金術師 エドワード・エルリック。
君は、別世界やパラレルワールドを信じるかね?』
「ハッ!
生憎、神など何だのとか実在が怪しいものや見た事がないものは信じない主義でね。」
手を横にしてやれやれとする。
・・・・・・
『……つまり、実際に見れば信じるのだね』
スカリエッティが先を見据えた目でエド達を見ていた。
「それは、どういう事です――」
アルがスカリエッティに問い掛けようとすると……
『パチンッ』
スカリエッティが指を鳴らすとエド達の部屋に明かりがついた。
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