不名誉な二つ名

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師匠に連れられて転移した先はギルド『ブルーヘキサ』のギルドマスター室。 いつもと変わらずお菓子にお酒の瓶、食べ終わったツマミの袋にがそこらに散乱してる。 師匠はブルーヘキサのギルドマスターでもある。 ランクはSSで『絶対零度の暴君』の二つ名を持つ凄腕だ。 ギルドに寄せられる依頼の難易度や、魔物の危険度はE~SSに分類され、ギルドに所属する者にも同じくランクが与えられる。 ちなみに『絶対零度の暴君』の唯一の弟子であるおれはランクC。 しかもランクCのかなり下位の方である…しくしく… …いいなぁ…おれもカッコいい二つ名が欲しいなぁ… さて、見慣れたいつものギルドマスター室に見知らぬ老人がひとり… 応接用のソファーに腰かけてこくりこくりと気持ちよさそうにうたた寝している、白いヒゲを伸ばしたツルツル頭のじーさん …ふぅん…なんか高そうなローブ着てるしどっかのお偉いさんかな?
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