出会い

4/6
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
「梨凜?」 思わず隠れてしまった私にお母さんが声を掛ける 「……」 『……?』 無言で見つめあう私達に見かねてか 「ボク達は近所の子かな?」 と、お母さんが男の子達に話しかけると 「うん!」と元気よく癖っ毛の男の子が言い、それに同意するように頷く眼鏡の男の子 「今日からここに住むことになったの」 そう言って新しい家の方を見ながらお母さんが言うと 「そうなの?!」 目をキラキラさせながら聞き返す男の子に『よろしくね』と笑い掛けるお母さん 「うん!ボク恭祐!よろしく!」 そう言ってニコニコ笑いながら出された手を見て、お母さんを見る私 .
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!