2人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
「梨凜?」
思わず隠れてしまった私にお母さんが声を掛ける
「……」
『……?』
無言で見つめあう私達に見かねてか
「ボク達は近所の子かな?」
と、お母さんが男の子達に話しかけると
「うん!」と元気よく癖っ毛の男の子が言い、それに同意するように頷く眼鏡の男の子
「今日からここに住むことになったの」
そう言って新しい家の方を見ながらお母さんが言うと
「そうなの?!」
目をキラキラさせながら聞き返す男の子に『よろしくね』と笑い掛けるお母さん
「うん!ボク恭祐!よろしく!」
そう言ってニコニコ笑いながら出された手を見て、お母さんを見る私
.
最初のコメントを投稿しよう!