花と君と学園と 蓮

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少女「すいません、遅れました!」 どうやら隣の空席の生徒のようだ。 入学初日から寝坊とは良い度胸だ。 足音が俺に近付いてくる、正確には俺の隣の席で止まった。 すると肩を突かれた。 少女「入学初日から寝てるの?」 何だよ自分が遅刻して来た癖に、俺に構うなよ。 仕方なしに顔を上げるとショートヘアーでブラウンの髪と瞳をした少女がいた。 顔立ちは整っていて、所詮美少女ってやつなんだろう、俺は好きじゃないが。 薄めで一瞥した後、また机にもたれかかる。 少女「ちょっとちょっと!」 なんだよやけに絡んでくるな。 少女「起きなさ~い!」 いい加減うざくなってきた。
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