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蓮「自分が遅刻して来た癖に随分と偉そうだな、茶髪」
再度体を起こし少女を見据えながら言う。
ん?どこかで見た顔だな・・・。
少女「乙女には深い事情があるのよ、それより私の顔に何か付いてる?」
しまった、少し凝視し過ぎた。
思い出せないならそれほど重要な訳でもないんだろう。
蓮「乙女ねぇ・・・」
鼻で笑ってやった。
少女「そうよ、文句ある?」
腰に手を当て随分と態度がでかいな。
蓮「ないが、1つ良い事を教えてやろう」
他人に説教する趣味はない。
少女は首を傾げる。
蓮「後ろ跳ねてるぞ、乙女さんよ」
バカにした笑いを浮かべると少女は慌てて自分の髪を触った。
少女「え、あ、本当!先生、ちょっとトイレ行ってきます!」
ばっちり寝癖だろう、ざまぁみやがれってんだ。
邪魔者がいなくなった今、俺の睡眠は誰にも止められない。
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