花と君と学園と 蓮

6/13
前へ
/149ページ
次へ
寝に入ると過去の人物が出てくる、いやまぁ別に死んだ訳ではない。 「成績優秀、容姿端麗、運動神経有り、だが性格に多いに難あり」 どいつも似たような事を言う。 そしてその度に思う事がある。 お前はどうなんだ、と。 人に言うからには相当素晴らしいんだろうな、と。 だから俺は他人に口出しをしない。 自分の性格が捻くれているのは分かっているが、直す気は無い。 俺に関わる奴全て気に入らない。 女に優しくした事などないのに、俺の容姿目当てに群がってくる。 そんな女に興味はない、だがそれが気に入らないのか男は俺に絡んでくる。 そうして俺は孤立して生きてきた。 今までも、そしてこれからも。
/149ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加