はじまりの朝

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目が覚めると森の中でした。 「なん、…っだコレ!」 ここ何処?どうなってんの?俺ちゃんと自分の部屋で寝たよ?! うん…たぶん、間違いないはず だとすると…? 「随分と手の込んだドッキリですよねえ」 「うおっ!!」 心を読まれましたっ 「ちょっと… ベタな驚き方しないでくれます?」 横倒しになった巨木に座って頬杖ついてるミヤ。 「っ、気配消してんなよ!素でビビったっつーの…」 「…つまりは俺に存在感がない、と?」 へー…って、上から見下ろされ… 怖えぇ。 「いえいえ、めっそーもございません…」 慌てて目を逸らすと、ふって鼻で笑われた。 「ヘタレ」 「うっ…」 機嫌悪ぅ。 口応えしたら10倍返しは確実… 言い返す事を諦めてうなだれてると、 ガサガサ… 背後で茂みが大きく揺れた。
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