インフィニティガス工場

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「ひまやわ~。」 「イリさん!アイツ誰?」 「アイツ・・・?」 煙突の上でご飯を食べているイリと同じくらいの年の青年。 「見かけたことのないやつだ。お前、この国の者か?」 モグモグ・・・。「んにゃ。違う。ま、ここは故郷だけどな。」 「故郷なら、マスクは持っているだろ!いちいちこんな所で飯を食うな!!危険だ」 「俺はいいの。こういうとこよく来るから。あ、ねえねえ、君さ、イリ=フログレンスって知らない?」 軽やかに煙突から降りる青年。 (コイツ・・・只者じゃあない・・・。) 「・・・。この私だが、なにか?」 「え?君?もっとおしとやかな子かと思っていたよ・・・。」 (おしとやかじゃなくて悪かったな。) 「何のようだ?」
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