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「・・・。俺だ。ドルケの本物なんていない。グロッサム様の命でずっとイリを監視していた。俺は、大臣の手下だよ。」
「やっぱり。そうかと思っていた。」
「?!どういうことだ!イリ。」
「お前がどこから来たのか知らない。そして、普通お前は他の参番次期幹部隊につくはずが、私のようなはずれ者のところにきた。不自然すぎる。」
「ならハレスも同じだ・・・。」
「ハレスは私のとこに元からいた隊員だ。ドルテとモートも。」
ドルテとモートはイリの四番隊の隊員。
「ドルケさんが、あんな人の手下だったなんて・・・。」
ポン・・・。「いいかい、ハレス。人っていうのは裏切り者とそうでない者にしか分かれない。
私も裏切り者だ・・・。アーティニィを見捨てた。故郷を壊した。」
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