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「ちなみに白雪姫なら解るよね?『権利』が何かってこと」
「………」
何も話さない。
いや、話したとしても今後の展開は変わらないから。
「『権利』とはその童話のヒロイン………プリンセスのこと。私や、白雪姫のような」
アリスは口角をあげ、にんまりと笑っている。
「私はそれが欲しいの。…でね、どうしたら手に入るか…分かる?」
私はアリスを睨む。
しかし、アリスは怯む様子もなく、話し続けている。
「簡単だよ。…倒せばいいんだから」
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