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(あ~…イライラする…。
なにが良くてこんな赤いセンスのかけらも無い頭巾をかぶらなきゃならないんだ…。大体赤頭巾て名前自体おかしいだろ)
赤頭巾チャンはそんな事を考えながら、外で日向ぼっこしてました。
と、そこに彼女の母親がきました。
「赤頭巾や…」
赤頭巾がよほど嫌なのか彼女は
『るせぇクソババア!スカーレットだっつってんだろ!』
と怒鳴りました。
困った母親は言い直しました。
「ではスカーレットや。おばあさんのお見舞いにいってきておくれ」
スカーレットの母親はワインの入った籠を渡しました。
「ちー。もう狼に食われてこいってかはいはい行って来るよ~。」
スカーレットはいやいやながらも出掛けて行きました。
母親は物語通りいくか不安そうに見送るのでした。
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