雪景

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けれど、何となくむくれていると、不意に黒瞳が自分へと向けられた。 「チャロ、手伝ってくれ」 他の皆に向けるのとは違う口調。 何より、淡く微笑みながらの言葉に、チャロの頬は自然と緩んだ。 「……ああ!」 そしてチャロは笑顔のまま、セルファーの手伝いをする為に、小屋に向かって駆け出したのだった。
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