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確かに彼らのやり取りを面白がって、この場には精霊達が集まっている。
そのことに、チャロは全く気付いていていないようだが――もっと、根本的な問題があるのだ。
「俺は、まだ修行中だ。だから、弟子は取れない」
魔法使いは、精霊の加護の証だと言われている。とは言え、誰でもなれる訳ではないので一家に一人は勿論だが、一都市に一人という訳にもいかない。
だから彼らのような見習いが、今回のように魔法使いのいない土地を訪れる。
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