トレスティスの魔法使い
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「なあ、魔法使わないのって、友達だからだろ?」 「…………何?」 こっそり傷ついていたセルファーに、殴られた頭を押さえながらチャロが尋ねてくる。 だが、相手の言葉に思考が追い付かず、首を傾げていると――焦れたように、チャロが声を上げた。 「あんた、言っただろ!? 魔法、使わない理由! 精霊は、召使じゃないからって!!」 「……ああ」 それは確かにその通りなので、頷いて見せる。
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