トレスティスの魔法使い

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すると、それに勢いを得たように拳を握り、チャロは力説した。 「召使じゃないってことは、友達だっ!」 「……単純だな」 「だけど、精霊だけが友達なんて、淋しいぞっ!?」 「人のことを、何だと思ってる?」 またしても失礼なことを言う相手に、スッと黒瞳を据わらせる。 けれど続けられた言葉に、セルファーは拳を振り上げるのを止めた。
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