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???「ここは…どこだ…?」
そこは、どこかの古い塔のてっぺんだった。
???「あら。気がついた?アイルーさん?」
いきなり後ろから声がした。
振り返ってみると後ろにいたのは、青色をした龍でした。
アイルー「うわっ!」
アイルーはしりもちをついた。
???「助けてあげたのに、そんなに驚かなくてもいいでしょう?」
青い龍はそう言うとアイルーに木の実を渡して、
ナナ「私は、ナナ・テスカトリ。あなたは?」
慧「僕は、慧」
そう答えた。
ナナ「よろしくね。慧君。」
そう言うとナナ・テスカトリは慧に微笑みかけた。
慧「よ、よろしく。ナナ・テスカトリさん。」
そう言った。
ナナ「ナナでいいわよ。」
微笑みながらそう言った。
慧「うん、わかった。」
そう答えると木の実を食べながら辺りを見回した。
あたりには、何一つ無かった。
慧「ナナさんは、ここに住んでるの?」
ナナ「ええ、まえは他にも住んでたんだけどここは時々人間が来るから、みんな村の方に出て行っちゃって…」
そう言ったナナの顔は何だか悲しそうだった。
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