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先生は私にとっての初めての女の先生で、すごく熱心に生徒一人一人の話を聞いてくれるいい先生。 「先生ごめんなさい。ウチの子が迷惑をかけました」 お母さんが頭をさげると、 「頭、上げてください。迷惑じゃありません。茜ちゃんが、こんなになるまで気づいてあげられなかった私たち教員にも責任があります。」 「先生ありがとう。」 私は、心からそう思った。同じ位ごめんなさいとも思ったけれど先にありがとうが言いたかった。 「いいえ。任せなさい。さぁ、茜ちゃん!解決しなくちゃね?」 「なにを?」 先生はイジメの事を知っているのだろうか? 「茜ちゃんの心の闇をよ!」 先生は知らなかった。でも何かを察して解決してくれようとしてくれたのだ。
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