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やっぱり泣いてしまった。 だけど伝えたくて、一生懸命話した 今までのこと全て。 「茜ちゃん、1人だったのね。ごめんね、ごめんね。ほら!もっと泣いて?今日で終わりだから全部出し切らなきゃ。」 先生は何も悪くないのに。 「先生!味方してくれる?私どうやって解決すればいい?」 自分で決めなきゃだめなのに。 「先生は味方。普通の喧嘩とかなら間に入ることしかできないけどね。」 パチっとウインクをする先生はすごくかわいいと思う。 「それから、解決方法の事だけど、正直分からない。でも先生が茜ちゃんの立場だったらたぶん話し合いをすると思う。どうして自分をイジメるのか。」 私無理だよ―…。そんな勇気ない。 「ま、とりあえず。学校においで!それで何かされたら、先生に言って?そのときは先生を入れて話し合いよ。」 でも―… 「でもね先生!もし話し合いで解決したとしても、私達の仲は変わらない。ずっと1人じゃん。それなら、イジメられてたころと何も変わらない。嫌だよ…そんなの。」
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