戦い

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次の日 早く起きて気合いを入れた。 「頑張りなさい。」 ありがとうお母さん。 「うん!行ってきまーす。」 勢いよくドアを開け、学校へと向かった。 ―… うわっ!懐かしい気がする。 あ!上靴に―…がびょう。 バレバレだっての。 ちょうどそこへ先生が通った。 「先生!これ。がびょう。はいっ。」 「よくやったわね。ウフフ。もう大丈夫って顔ね。」 「はい。おかげさまで。1人じゃないから。」 「そうね。じゃあ、戦いなさい。いざ教室へ!」 「アハハ。はーい。頑張る。行く。」 私は教室へ歩き始めた。 ドアを開ける。 ガラッ 「おはよう!。」 すごく大きい声で挨拶をした。 一瞬シンとしたけれど、またすぐにうるさくなった。 「あれ?来たんだ?でもさ、あんたの席はもうないよ。アハハッ」 自分の席の方を見てみると、机も椅子も何もなかった。床に一輪の花があるだけ。 さすがにこたえた―… でも、1人じゃない。そのままそこにその机があった場所に居座ってやる。 後五分でホームルームだし。その前に何か言わないと落ち着かない。 「花、ありがとう。」 笑顔で言ってやった。すっきりした―。 後三分。
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