第一章前編「前略、俺へ」

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ー 朝焼け ー ー 貴方が受ける最初の朝凪 ー … 頭が … 。 … 痛い … 。 ー 穏やかな空、揺れない草原 ー … ここは … 。 … どこだ … ? ー 軋む睡眠、動く扉 ー … 頭に … 。 … 言葉が … 。 ー さあ、目覚め降り立つ、今、運命の時 ー 「 ーーーっ !!!!!!」 ガバッ!! ーー 。 ー 。 「 ー … 。 … ?」 チュン … チュンチュン … … 。 「 … 。」 … 。 … ベッドの … 上。 木製の造り … 。 レンガの壁 … 。 … 。 … ここは … 。 … どこだ? … 。 …… 。 … 。 … ー とりあえず、俺はきしむ床に足をつけ、ベッドから降りた。 … どうやらここはどこかの部屋らしい。 右側には窓。 左側には階段。 窓からは太陽の光が射し込み、日の当たっている部分が、明るい色に変わっている。 「 … こ … こは … 。」 … 何故俺はこんな所にいる? 俺は死んで … 。 なんか花畑で少女に会って … 。 … それで … 。 … なんで … 。 「やめてっ!!やめてよっ!!」 … ー ん?
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