第一章前編「前略、俺へ」

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… 下の方から声が聞こえる。 これは … 女の子の声?。 「明け渡しなんて出来る訳ないでしょっ!!」 「うるさいっ!さっさと出て行くんだっ!」 それから男二人の声が聞こえた。 「出て行った所でどこに行けと言うんですかっ!この街から武装も付けずに歩いて行ける距離の街なんて早々ないっ!」 「知った事かっ!この街はたった今から我々ヴァレンシアの物だっ!よって俺達の指示には従って貰おうっ!」 … どうやら二人は何か言い争っているみたいだ。 ー なんだろう? 俺は気になったので、そのまま階段に足を延ばして、下の階へと向かった。
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