変わらぬ日々

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朝起きて朝食を食べ終えた頃にいつもインターホンがなる。 斜め向かいに住む(斜め向かいといってもウチはマンションだ。ウチは405で相手は402)幼なじみの『ゆうり』だ。 そしてゆうりと一緒に学校へ向かう。 オレはゆうりと同じ学校に行きたいが為に、メチャクチャ受験勉強に力を入れた。 そして見事に合格! サイコーに幸せだった… だがそれも5月の末までだった。 ゆうりと一緒に行くのは電車に乗り7つ先の駅までだ。 駅で改札を抜ければ話すコトなどメッタにない。 ゆうりはオレ達のコトを回りに誤解されたくないらしい… まぁ、思春期の女なんてそんなもんなんだろう。 そして学校ではクラスの奴らにある程度合わし、帰宅部のオレは駅の待ち合いで時間を潰す。 ゆうりからのメール待ちだ。 友達と遊ばない日はオレと一緒の電車に乗る。 オレにとっては朝より帰りが一緒の方がうれしい。 帰りの方が会話しやすいからだ。 今日あったコトっていう話題は一番広がりやすい。
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