1人が本棚に入れています
本棚に追加
朝起きて朝食を食べ終えた頃にいつもインターホンがなる。
斜め向かいに住む(斜め向かいといってもウチはマンションだ。ウチは405で相手は402)幼なじみの『ゆうり』だ。
そしてゆうりと一緒に学校へ向かう。
オレはゆうりと同じ学校に行きたいが為に、メチャクチャ受験勉強に力を入れた。
そして見事に合格!
サイコーに幸せだった…
だがそれも5月の末までだった。
ゆうりと一緒に行くのは電車に乗り7つ先の駅までだ。
駅で改札を抜ければ話すコトなどメッタにない。
ゆうりはオレ達のコトを回りに誤解されたくないらしい…
まぁ、思春期の女なんてそんなもんなんだろう。
そして学校ではクラスの奴らにある程度合わし、帰宅部のオレは駅の待ち合いで時間を潰す。
ゆうりからのメール待ちだ。
友達と遊ばない日はオレと一緒の電車に乗る。
オレにとっては朝より帰りが一緒の方がうれしい。
帰りの方が会話しやすいからだ。
今日あったコトっていう話題は一番広がりやすい。
最初のコメントを投稿しよう!