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そんなこんなで、俺が机に伏したままウトウトとしていると、俺とアイリのすぐ側にある窓ガラスが激しい音と共に砕け散った。
後、間もなくして、遠くで聞き慣れた銃声が聞こえてくる。
「きゃあぁぁぁ!!」
「うわぁ!」
「なんだよなんだよ!?」
普段は何に対しても関心のなさそうなクラスメートもこれには驚いたらしく、教室中がパニックを起こしている。
俺はというと、何故だか分からないが反射的に……マジで反射的にアイリを飛び散るガラスから庇っていた。
教室に飛び込んできたのは恐らく銃弾。
幸いに被弾した者がいなかった事には安堵したのだが、教室の床に7.64×54Rがめり込んでいた。
聞き慣れた銃声、見慣れた銃弾。
間違いない、これはドラグノフによる狙撃だ。
俺はアイリと一緒に態勢を低くして二撃目に備えた。
しかしそれ以降、弾は飛んでくる気配がなく、未だパニック状態の教室内が騒がしいだけだった。
俺は気配がないのを確認すると、窓の外を見渡した。
狙撃は標的と同じ高さ、もしくは若干高いくらいが理想だ。
この教室は三階だから普通の民家よりは高い位置にある。
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