ヒューリスティック

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ヒューリスティック

 一般に聞きなれない言葉なんで、専門家から叱られるのを覚悟で「アバウト」と言ってしまっても良さそうですが、ここはちょっぴり格好つけて、ヒューリスティックで通します。    これは、人間の脳が何かを判断したり選択したりするときのとても重要な働き方です。    簡単(すぎる?)な説明をするなら、あなたが、学校の試験を受けるときに、習ったことを全部復習して試験に臨むんじゃなくて、「何かこの辺が出そうだな」とヤマをはって勉強するやり方です。    もちろん全部を完全に復習して試験を受けると、限りなく満点に近い点をとる可能性が高くなりますよね。でも、全部を復習するのには普通、時間と手間がすごくかかります。    ヒューリスティックにやるとヤマが外れた時には目も当てられません。が、これが成功したなら、芸術的??な成果をあげられます。短い勉強時間でよい点数がとれるんですから。    僕の学生時代の勉強方法はかなりヒューリスティックでした。それでそこそこの成果があげれたのは正に幸運以外の何ものでもないです(←この時点で運を使い切ったのか僕は…)    確実にコツコツ積み上げていくか、博打的に華麗に結果を出すか。    映画やドラマの主人公的には後者の方が映えそうですが、実際はコツコツ(←このやり方をアルゴリズムと呼びます)とヒューリスティックの程よい折衷型で課題をこなせる人が本当に優秀な人間らしいです。    はい。残念。僕の人生の失敗の一因を垣間見てしまいます。
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