Ⅰ.瑠璃の章

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よほど辛いのだと、マトは肩にナイルターシャを担ぎ上げた。 そして蘭のことを気にしつつも、かけがえのない老女を岩場へと運んで行ったのだった。 怯えて見上げた、あの巨大な船に乗る。 もう戻ることはできない。 みんなが助かるなら 構わない だって、わたしは この世界を救うためにここにいるのだから…… カイル 今あなたは 何をしているの? 会いたいな………… .
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