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よほど辛いのだと、マトは肩にナイルターシャを担ぎ上げた。
そして蘭のことを気にしつつも、かけがえのない老女を岩場へと運んで行ったのだった。
怯えて見上げた、あの巨大な船に乗る。
もう戻ることはできない。
みんなが助かるなら
構わない
だって、わたしは
この世界を救うためにここにいるのだから……
カイル
今あなたは
何をしているの?
会いたいな…………
.
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