盗賊ギルドの1日

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回想 あたしな、爆発した後もヤル気出なくて寝てたんだ。 それに気付いた騎士が拾ってくれたんだよ。 どうやらその騎士、新米でさ。名前は確か、シルトンだった…ごめん、関係ないよな。 んで、シルトンが拾ってくれて、部屋まで連れてってくれて寝てたんだ。チョコを5つくれたし。いい奴だ、あいつ。 それで、ソイツ宝物庫と武器庫の鍵を持ってたんだ。新米っつっても、元はあっちの国にいたらしいから、実績で買われたらしい。 それで寝たふりして近くに来たとこをスって、シルトンが部屋を出ていった隙にどっちともの倉庫を開けて、武器と宝を大量摂取して、ついでに馬も拝借して逃げてきた。 シルトンには悪いことしたな… 回想終了 『っつーわけ』 「…実績あるにしては間抜けだな」 哀れシルトン。ラルクに馬鹿にされたら人生終わったようなもんだ。 「オヤジも散々心配してたんだぞ!?それを…(ネチネチ)」 『あ゛ー、ネチネチネチネチネチネチうるせえ。 あたしの姑かテメーは。 ラルクのハゲ!!!!』 「は、ハゲ!?馬鹿いえ、俺は剛毛だぞ!!」 『じゃあゴリラだ!ウホウホ言ってねーでゴリラ星に帰れ!!』 「ゴリラ星!?ジャングルって言え!!」 『ああ!?てめ』ゴン! 透の頭に拳が振ってきた。透の周りにはひよこがピヨピヨ回っていた。 「透、確かに手柄は褒めてやる。但し、心配させるな!」 『すまねえ、頭』 透は謝罪する。透が頭が上がらないのは、頭であるラジルとキレたラルクだ。 親子共々恐るべし。 「透、話がある。なあに、叱りはしないさ」 ラジルはそういってテントを出ていく。透はその後に付いていった。 .
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