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さっきの黒髪馬鹿はラルク。
歳が近いから仲が良い。
あれでも若頭なんだぞ?頭いっけど。
頭の息子らしい。
頭はラジル。マジでダンディーな頭。
人が良い。
この“クラウンハント”、色々な事情があって来たやつが多い。
透もその1人だ。
『でっかい仕事…頭も気が利くねえ』
衣服を整えると、テントから出た。
「遅いぞ透!」
そう罵声で出迎えてくれたのは若頭、ラルク。
『うっせー頭の毛むしるぞ』
「逆ぎれ!?…オヤジ、揃ったぜ」
ラルクはそう言うと、ラルクの前にいたラジルが頷き、一同を見渡した。
「どうやら宝物を乗せた馬車が来るそうだ。どうやら埋蔵金を発掘したらしい。そこでだ。
馬車を奇襲し、埋蔵金の場所を聞き出して奪う」
「奇襲場所は抑えてある。行くぞ!」
ラルクがそう声を張り上げると、それに便乗するように雄叫びを上げる男ども。
その頃、透は――
『…』
「どうした?透」
『ぐー…』
「ΣΣΣ寝てんのかよ!!!!」
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