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私はニッコリ微笑み…ちぃちゃんの手を握って言いました。
「ほらほら、校庭に急ご…
もう、大会の開会式が始まるわ…」
「あ、そかそか~
遊んでるヒマにゃいんでち…
ほじゃま、レッツゴッ!」
私と ちぃちゃんは…仲良く手をつないで校庭に駆けて行きます。
その日は、とても好いお天気で柔らかな日差しが快適で…そよぐ風が、剥き出しの腿を撫でて…いい気持ちです。
ちぃちゃんの素敵な薔薇の香りに誘われ、私の胸は不思議に ときめくのでした。
…しかし私は、その時まだ気がついていませんでした。
教室に漂っていたあの臭いは…
ちぃちゃんのブルマから薫る香水の匂いではなかったのです。
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