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「タケル!いやタケルの心を蝕むヤマタノオロチよ!今こそデラックスサノオの力でお前を葬ろう!!」
「ふん!貴様ごとき神である私が捻り潰してくれる!」
デラックスサノオとヤマタノオロチは激しい攻防戦を繰り広げた。
天は曇り激しい稲光が響く。
世界中の空が暗闇に包まれ、稲光が激しく降る最中、人々はまさに今闇と光、タケルとスサノオが戦っているのを知る。
高天原、アマテラスは空を見て幼少時代のスサノオを思いかえし、
「スサノオ、あなたはまさにあのタケルと戦っているのですね。小さい頃の泣き虫だったお前をなだめていた私ですが、あなたは高天原を救い、世界を救う勇者となった。そんなお前に少し嫉妬を抱いていましたがスサノオよ、例え離れていても、私はあなたを応援しています!そしていつかまた、この高天原に戻って来てください!」
とスサノオの勝利を願った。
ウズメはあのサルタヒコと寄り添い合い、天を見てスサノオの無事を願う。
「スサノオ、オツキの命を奪ってしまった事、あなたは許さないでしょう。許してとは言いません、しかし、私は忘れません、あなたと共に戦った思い出を!」
そしてクシナダ、父と母もスサノオの無事を願う。
「スサノオ、もしあなたが無事に帰ってきたら、いや、何でもない、でも、でも守ってやると言われた時、心が突き動かされたんだけど…それってやっぱり恋なのかな?」
彼らの思いを全て受け止めるスサノオ。
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