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スサノオの体にいっそうの輝きが宿り、稲光はスサノオの戦ってきた仲間、
タヂカラオ、オツキ、オモイカネの形を作り、タケルに襲い来る。
「何故だ!何故お前は俺に無いものを全て持っている!俺はお前が憎い!!慈悲深く、熱い心を持つお前がっっっっ!!!」
タケルは心の内を叫ぶ。
「タケルよ!お前が心を失っているのはヤマタノオロチがお前の心を蝕んでいるからだ!私がこの剣でお前をヤマタノオロチから救い出してやる!!!」
スサノオは剣を振りかぶり、宙を舞う。
ヤマタノオロチはこれでもかと言う程スサノオをかみ殺そうと襲い狂う。
まるで、タケルから解放されまいとしているようだ。
スサノオは二つ目の首を跳ね飛ばす。
そしてまたひとつ。
そして激しい戦いの末、ヤマタノオロチの首は全て跳ね飛ばされた。
(コノヨニニクシミガアルカギリ…ワレハナンドデモヨミガエル…!!!)
ヤマタノオロチはそう吠えると、タケルの体から消滅された。
そしてそこから、三種の神器が現れた。
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