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「ヒミコちゃんももう4歳か、大きくなったね!」
クシナダは優しくヒミコの頭を撫でる。
「この子ったら何度もスサノオさんの所に遊びに行くと聞かなくて…」
父親はやや呆れた笑顔で無邪気にはしゃぐヒミコを見て言う。
ヒミコは相変わらずライオンの鬣のような髪型のスサノオの髪を引っ張って遊んでいる。
「ははっ、髪引っ張るなって!スサノオおじちゃんがお話聞かせてやるから大人しくしてるんだぞ!」
「うわーい!スサノオおじちゃんのお話おもしろいから大好き!」
スサノオはヒミコにお話を聞かせた。
その内容は自伝を元にした話で後に日本神話として後世に語り継がれる事になる。
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