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「料理が出来るようになったのも最近だ。」
「最近?」
「あぁ、親父と結婚してすぐの頃は最悪だった。」
「・・・?」
「得意料理はお茶漬けとカップ麺って自信満々で言うし、張り切って朝飯作るって俺と親父を朝の4時に叩き起こして出来上がったのは昼だった。しかも、テーブルに出てきたのは真っ黒な目玉焼きとパンだけだ。その後の台所は何があったんだってくらいすげぇー事になっていた。」
蓮さんは笑いながら話していた。
どこか懐かしそうに・・・。
「・・頑張ったんだね。」
「ん?」
「綾さん、蓮さんと組長の為に頑張ってお料理の練習をしたんだね。」
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