エピソード14

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突然の事に思わず頷いた私を見て蓮さんはまたケイタイを耳に当てて『行く。』と告げた。 ケイタイを閉じた蓮さんは『水着を買いに行くぞ。』と張り切っていた。 『そうだね。』と言った私はある事に気づいた。 『私、ビキニ着れない。』 『あ?』 『背中の傷が見えちゃうから・・・。』 『お前、ビキニなんか着るつもりか?』 心なしか眉間に皺が寄ったような気が・・・。 この前、海に行った時にも、女の子達はみんな可愛いビキニを着て楽しそうに遊んでたし・・・。 『・・?水着って言ったらビキニでしょ?』 私がそう言った瞬間、蓮さんの顔が閻魔大王に変身した・・・。
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