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けど、亜梨沙とは昔から仲が良い。
よく「２つ３つくらいしか離れてない兄弟ってケンカしかしない」とか聞くけど、うちはそんな事はなかったな。
小さな時から亜梨沙は可愛くて、妹が欲しかった僕はそれはもう亜梨沙をとても可愛がった。
我が儘も何でも、ムカつくより可愛いの方が上回って、なんでも許せるんだもん。
最近お洒落かなんだか知らないが、妙にギャル？なようなメイクや服を買うようになった亜梨沙。
家着のホットパンツはもうちょっと長いズボンにして欲しいものだ。
せめて、外ではそれは履くなよ？
……まぁ本人には直接言えないけど。
「………お兄、ダサい。」
ガーーーーン
「…はぃ？」
そんな溺愛する亜梨沙から突如発された言葉が俄かに信じられなくて、恐る恐る聞き返す。
と、言うか、聞き間違えであって欲しくて聞き返す。
「お兄ダサい！」
…が、嘘でも聞き間違えでもなかったみたい…。
２度目はよりハッキリと言われた。
―――ひっ、酷い…っ
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