program2

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. 「髪ボサボサと伸びすぎ!で何その眼鏡! 服もダサいのばっかり! それに、眉毛くらい整えなよ!」 「ぅ…」 「暗いっぽい!おたくっぽい! んもぅ、自分で恥ずかしくないの?!」 連続される激しいボディブローのような言葉の刃。 あっという間にKOされちゃったよ……兄ちゃん、もう、起き上がれないよ…… 「あれ?お兄、初給料でたの?」 急に机の上においてあった給料明細を断りもなく捲り、陽気に言う亜梨沙。 えぇ、もう好きなようにしてください… 「へ~…4万5千円ねぇ… じゃ、お兄おやすみ~!」 言いたい事ばかり言って、何の用だかわからないまま去っていってしまった。 が、ボソッと呟かれた僕の初給料の金額に、KOされた体がブルりと震える。 ……何故だか嫌な予感しかしない。 けど、亜梨沙の我が儘は殆んど飲んできたりしたけれども。 人が働いて得たお金を要求するような、そんな類の我が儘を言う子ではない。…………はず。 ……………と、思いたい…。 僕はズキズキと痛む心と果てしない嫌な予感を抱いたまま…眠れないと思ってたのは嘘の様に、疲れ果てていたのかそのまま眠りに落ちていった。 .
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